
犬のしつけの難易度は、犬種やその子の性格によってさまざま。しかし、おうちに来たばかりの時期から犬の警戒心を徐々になくす接し方を心がけることで、しつけにおいて大切な信頼関係の基礎をつくっておくことはできます。今回は、しつけをスムーズに行うために子犬期にやっておくといいことをご紹介します。

アイコンタクト
アイコンタクトは、意思の疎通をはかるうえでの基本です。子犬のときから目を見て話しかけるように心がけ、名前を呼ぶとじっと目を見てくれるようになればOKです♪アイコンタクトができれば、そのうち、首をかしげたりお耳を動かしたりして人間の言葉を一生懸命理解しようとしてくれるようになります♪

触られるのに慣れさせる
子犬がリラックスしている時をねらって、できればゴロンと仰向けの状態で体のいろんな部分を撫でます。お口のまわりやお腹をさわっても怒らないようならOKです。これをやっておくと、後々歯磨きやお耳掃除がしやすくなりますよ♪また、ゴハンの時たまに手を入れてまぜまぜして「人間にゴハンをとられないよ、安全だよ」とわからせてあげましょう。

遊びの決定権
おもちゃの引っ張りっこをする時は、最後は毎回飼い主さんが勝つようにしてください。遊びをやめるタイミングの決定権も飼い主さんが握ることで、ワンちゃんが遊びのときに暴走しにくくなります。

まずはしっかりとした信頼関係を!
ここに書いてあることはワンちゃんが自然と自発的にやってくれることが前提であり、嫌がる場合はまだ不安な気持ちや警戒心が取れていないので、無理に仰向けにさせたり、お口まわりを掴んだりしないでくださいね。ますます信頼にヒビがはいってしまいます。しつけはすぐに成果が出るものではありませんから、ゆっくり、気長にやっていきましょう♪